調理師の年収って?
見習い期間は年収が低くなることが多い
地域や職場によって年収は変わりますが、見習い期間の収入はかなり厳しいでしょう。 年収が200万円にも満たないことが多いです。 下積み期間と割り切ってプライベートにお金をかけず、調理師になるという強い気持ちを持ち続けなければ挫けてしまいます。 労働時間も長く朝から深夜まで職場にいることが多く、労働時間が長いのに給料が少ないですが、食事に困らないメリットがあります。 三食賄い付きで勤務出来るので、生活費の中で比重の大きい食費を削れるのは喜ばしいことです。
経験を重ねたら年齢×10倍の年収が目安
下積み時代も過ぎて一人前になっても、収入が大幅に上がることはありません。 一般的に年齢×10倍が目安と言われています。 大幅な収入アップのためには、一流料理店の料理長や板前クラスにまで出世すれば、1000万円以上も夢ではありません。 独立して開業した店が上手く行けば、平均的な年収を大きく上回ることが出来るでしょう。 開業すると経理事務や従業員の管理なども行わなければなりませんが、自分お好きな料理を作って提供できる喜びが満たされます。
将来、どうなりたいか決めておく
調理師を続けるためには将来のことを具体的に考えておく必要があります。 調理師見習いの年収平均は45歳で235万円程度と低く、いつまでも見習い調理師で生活していくには無理があります。 調理師の場合でも43歳で332万円のため、家庭を持つならもう少し稼ぎたいです。 独立するのか、有名な店で働くのかなど明確に目標を持っていると、ハードな仕事に耐えられます。 調理師の仕事は朝食の準備のため朝が早く、夜は遅くなります。 早出や遅出のシフト制で働くことが多いですが、人手が足りないとズルズル残業して、報酬が貰えないこともあります。 次の日の準備も必要なので休みが取りにくく、体力が必要です。 店舗自体が土日祭の休みなら休めますが、飲食店の繁忙期と重なるため、休みにしているところは少ないです。 大手の企業の場合はシフト制のため、比較的勤務時間が短めで福利厚生も充実しているでしょう。 また調理師の就職先で人気なのが病院や学校、企業の食堂などです。 昼食がメインのため勤務時間が決まっていて、残業などもありません。 学校や病院では地方公務員や国家公務員扱いとなるため、昇給も見込めて福利厚生もしっかりしています。 特に学校は夏休みや冬休みなどの長期休暇が貰えるので人気が高いです。 かなり人気のため募集があると人が殺到します。